同じトレーニングや生活をしていても、筋肉がつきやすい人・痩せやすい人・変化があまりない人がいます。じつは持っている遺伝子によって目指す体形やダイエットの方法が違ってきます。たくさん食べても全然太らない人、逆にあまり食べてないのにポッチャリな体形の人もいますね。

今回は『体質を決める遺伝子』という点をピックアップして話をします。
Gbunも遺伝子検査をしてみて、その結果を活かして減量に取り組んでいます!


どうして痩せないの?燃費の良い体と悪い体


日常生活を通して、こんなことを感じたことがあるんじゃないでしょうか。
「どうしてあの人は痩せるのに、自分は痩せないのだろう?」
「どうしてあの人は汗をあんなにかくのだろう?」
「代謝がいいのかな?」
Gbunはボクシングの選手時代にも感じていました。また、2つのスポーツジムで指導した経験からいうと、その感覚は正しいのです。



燃費の良い体は太りやすい


人の体は『燃費が良い体』と『燃費が悪い体』に分けることができます。車だと燃費が良いことに越したことありませんが、人の体が燃費が良いと太りやすい原因となります。燃費の良い体とはどんなものかというと、脂肪を蓄えてしまうタイプです。



そんなに食べる量も多くないのに??と、燃費の良い体の人は感じることもあります。
燃費の良い体=太りやすい
燃費の悪い体は何もしなくても痩せる


逆に何もしなくても痩せていく燃費の悪いタイプの体もあります。胃下垂とか消化器系に問題があるのではないけれど、食べても太りにくいタイプです。



実際にGbunもDNA SLIMを使って遺伝子検査をしました!
遺伝子が重要!脂肪を熱に変えるたんぱく質とは?


細胞内にはUCPというたんぱく質が存在します。UCPがあるとどうなるかというと、体の中の脂肪を熱に変えて逃がしてしまうことができるのです!つまり、UCPによって体の脂肪は熱として利用され、結果として痩せるということになります。
UCP(たんぱく質の一種)があると、脂肪を熱に変えて燃やせる。
燃費が悪いということは、代謝が良いと言い換えることができます。体がエネルギーをたくさん使うということです。UCPをたくさん持っていると、脂肪を熱に変える痩せやすい体になります。



脂肪を燃やすたんぱく質の数は遺伝子で決まっている
UCPは背中にある褐色脂肪細胞の中に存在します。じつは、この褐色脂肪細胞のなかにあるUCPの数は遺伝子で決まっています。生まれたときに、脂肪を燃やしやすいかどうかということは決まってしまっているんです。
生まれた時に、脂肪を燃やしやすい体かどうかは遺伝子タイプで決まっている。



日本人の20%は脂肪を燃やすたんぱく質を持たない
しかも、褐色脂肪細胞の中にUCPを作れない遺伝子の人もいます。『日本人の約20%の人は、UCPを褐色脂肪細胞の中に作れない遺伝子である』という研究結果あります。



UCPが作れない人はどうなるかというと、熱を作る能力が低いので冷え症だったりといった症状が出やすいのです。さらに脂肪を燃やすのが上手ではないので、同じように食べても太りやすい体質となります。
脂肪を燃やすのが下手だと、どうなる?


褐色脂肪細胞の中にUCPを持たない人は、持っている人と比べてどれくらい違いがあるのでしょう?



下記に、筋肉博士で有名な東京大学大学院教授の石井直方先生の記事を抜粋します。
1日当たりの消費カロリーが100kcalほど少なくなります。たかが100kcalと思うかもしれませんが、10日なら1000kcal、365日なら36500kcalになります。36500kcalを体脂肪に換算すると5kgほどに相当します。つまり、同じ食事を1年間続け、同じように活動していた場合、UCP1を作れる人に比べて5kg太ってしまうということになる。ですから、UCP1は体質に関わるタンパク質であるともいえ、UCP1が作れない人は、いわゆる「太りやすい体質」ということになります。
UCPを持つ人と同じ生活をしていると、1年間で5Kgづつ脂肪を体に蓄えていくことになります。つまり、3年で15Kgも脂肪だけで太ってしまいます。
UCPを持つ人と同じ生活をしていると、UCPを持たない人は3年で15キロ脂肪で太る。
遺伝子タイプを知ることがダイエットのカギ!


遺伝子検査を受けて、自分の体の特徴を知ることでダイエットは成功させることができます。
じつはGbunは大手製薬会社で創薬研究していたのですが、最近では遺伝子レベルでの病気へのアプローチが主流となっています。遺伝子の特性を活かした方が、問題を根本的に発見しやすく治療のヒントが隠されているからです。



ダイエットでも自分の遺伝子のタイプを知ることで、痩せる近道が分かります。
脂肪を燃焼させるUCPを作れる遺伝子を持つ人と、UCPを作ることができない人のダイエットの成功方法は同じとは限りません。
UCPを持たない場合、筋トレだけでは痩せにくく食事を見直すことが重要となります。一方で、UCPを作れるタイプなら、食事をしっかりとって筋肉を育てた方がダイエットへの近道だったりします。



自分の遺伝子タイプに合ったダイエットが、一番楽で近道です。
ダイエットの遺伝子検査の特徴は?


遺伝子検査は、昔は研究機関で特別な場合だけ実施するものでした。今では健康維持やトレーニングの効果を高めたりと、様々な場面で用いられるものとして変化しました。



遺伝子の検査をして自分がどんなタイプの特性を持っているのかを知ることで、食生活を見直したり、運動の習慣をつけたりといったことの中で、一番何が重要なのかがわかります。つまり、自分の遺伝子のことを知ることでダイエットへの近道の方法を知ることができます!



ダイエットの遺伝子検査|特徴別まるわかり表
ダイエットの遺伝子検査で、使いやすく測定結果が分かりやすい遺伝子検査をご紹介します。
それぞれ特徴が少しずつ違うので、自分の目的や生活スタイルに合わせて選ぶのが良いとベストです。
ハーセリーズ | 遺伝子博士 | |
検査項目数 | ◎ | ○ |
肥満タイプ分類数 | 〇 | ◎ |
結果 | ◎ | 〇 |
価格 | △ | 〇 |
検査内容で選ぶならハーセリーズDNAスリム
遺伝子検査を自社で行っていて、情報管理も安心。一人一人に具体的な検査結果が届く。


検査方法 | 口腔内 |
肥満タイプ分類数 | 10種類 |
結果 | Webもしくは書類 |
ポイント | 具体的な検査結果 |
価格 | 6,750円 |
- どんな脂肪型遺伝子を持っているか
- 痩せ型遺伝子はあるか
- タンパク質を吸収しやすいか
- どンな食べ物で太るのか
- どんな運動が痩せやすいか
- どんな栄養や食事がおすすめか
検査結果に合わせて、自分に合ったダイエットプランを作成してくれます。
実際にGbunもDNA SLIMを使って遺伝子検査をしました!


分類数なら遺伝子博士
検査結果が33項目と、とても細かく分類されます。


検査方法 | 口腔内 |
肥満タイプ分類数 | 33項目 |
結果 | アプリ |
ポイント | サプリメント |
価格 | 5,800円 |
- 糖質で太りやすいか
- お腹から太りやすいか
- タンパク質の吸収が少ない
- 一度太るとやせにくいか
- 脂質で太りやすい
- 下半身から太りやすい
アフターケアとして自分に合った運動や食事、サプリメントの紹介までしてくれます。
遺伝子検査で脂肪を燃やせないタイプだった時は?


UCPが褐色脂肪細胞内に作れないタイプの人は痩せられないのか?というと実は違います。UCPは褐色脂肪の中だけでなく、筋肉の中でも少しずつ作られることが分かっています。
筋肉の量を増やすことで、UCPの量も増やすことができます。女性でも筋肉が多い引き締まったボディの人の方が、ただ単に痩せている人よりもたくさん食べても太りませんよね。
筋肉が多い人は大抵の場合何かしらのトレーニングをしていますが、トレーニングをしていない時も筋肉が脂肪を熱に変えて消費しています。
遺伝子タイプがダイエットのカギ!日本人の20%は脂肪を燃やせない?まとめ
この記事では「遺伝子タイプがダイエットのカギ!日本人の20%は脂肪を燃やせないって知ってた⁈」について書きました。
食べても太りにくい体の人と、あんまり食べないのに太りやすい体を持つ人はいます。脂肪を燃やすたんぱく質を作れるかどうかが関係していて、生まれた時の遺伝子で決まっています。



脂肪を燃やすたんぱく質を作れる人と、作れない人とではダイエットでの近道が違ってきます。なぜかというと、UCPを持つ人と同じ生活をしていると、UCPを作れない人は1年間で5Kgづつ脂肪を体に蓄えていく、つまり3年で15Kgも脂肪だけで太ってしまうからです。



遺伝子タイプを知れば、自分に合った方法で生活し、効率的にダイエットをして脂肪を減らすことができますね。




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