引く筋肉と押す筋肉のバランスを考えよう
筋トレをする場合、拮抗する筋肉を鍛えるのがポイント!
押す筋肉と、引く筋肉のバランスを考えてトレーニングすることをオススメします。
押す筋肉と、引く筋肉についてご紹介しますね。
目次
筋肉のバランス

ヒトの身体や動きは拮抗する筋肉の動きで成り立っています。
普通に歩く動作を考えてみてください。
一方の足が出た後、もう一方の足が前に出ますよね。
そうすると、後ろになった足はまた前に出ます。
これは太ももの筋肉が伸びたり縮んだりを繰り返し、腰から足を振り出して膝を曲げ、
それに呼応して膝下の筋肉が足首を動かしているから出来ています。
歩くだけでも色々な筋肉を使っています。
太ももだけで考えても、太ももの前の筋肉と後ろの筋肉の両方を使用しています。
太ももの前は膝を伸ばした時に縮まりますよね?
では太ももの裏は?
膝を曲げた時ですね!
歩くという動作で太ももだけ取って見ても、膝を伸ばした時に伸ばす(押す)動作していて、太ももの裏の筋肉で曲げる(引く)動作をしています。
膝を曲げたり伸ばしたりを、太ももの表と裏の筋肉が行っています。どちらか一方が強すぎたり、弱すぎたりすると、膝がスムーズに動かず歩くことができません。
このように伸ばす・曲げる両方の筋肉のバランスはとても重要になります。
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]伸ばしたり曲げたりは、押す筋肉と引く筋肉が交互に働くことでできる動作!
バランスが崩れるとスムーズに動くことができない。
引く力と押す力
ポチップ
この記事に書きましたが、一般的に若い女性が胸の筋肉が弱いという傾向にあります。
じつは女性は『引く力』の方が強いという研究結果があります。
対して男性は『押す力』の方が強い。
これは男性が筋肉が付きやすいのと関係があって、押す筋肉が肥大しやすいのです。
じゃあ、なぜ女性が引く力が強いのでしょう?
考えてください、赤ちゃんを抱っこしたり、洗濯カゴやスーパーの買い物で物を運んだり…
女性は家事の中で腕が常に引っ張られる動作が多く、それに耐えるために引く運動をしています。
毎日の家事や用事の中で、ひたすら引く筋肉を育てる筋トレをしているのです!
さきほど、筋肉はバランスが大事と言いました。
例えば、胸の筋肉が弱いと腕立て伏せなど押す動作ができません。
そして、腕の外側の筋肉も押す動作に関与しています。
二の腕が垂れるのは、押す動作が弱く筋肉が細く脂肪が付きやすいからです。
重いスーパーの買い物かごを長い時間持っていられるのに、腕立て伏せは1回もできないことも珍しくありません。
ボクシングすると二の腕が痩せる

ちなみに女性のボクシングしている人は、二の腕の脂肪がタルタルの人はいません。
始めた当初は、二の腕が気になるという人も3ヶ月くらいすると引き締まってきます。
身体の脂肪が落ちていくというのもありますが、ボクシングは押す動作が多いというのも関係しています。
押す筋トレを意識すれば身体は変わる!

意外と引く筋肉は日常的に使っていても、押す筋肉は使えていないんですね。
ということは、押す動作の筋トレを少し意識することで、身体の変化は感じやすいということになります。
使っていないのだから、鍛えればその分効果的!
胸や腕だけじゃないですよ。
腹筋ばかりやっている人がたまにいますが、背筋も同じように鍛えないとバランスが悪くなります。
キレイな姿勢を維持するのも、前後左右の筋肉のバランスが非常に重要です。
筋肉は骨を引っ張ることで機能します。
筋肉が顕著にアンバランスだと、骨格もアンバランスになってしまします。
筋肉のバランスを整えれば、猫背も治りますよ。
少しづつ出来ることからキレイを目指しましょう!!
メッセージをどうぞ!