ダイエットや健康管理を意識すると、体脂肪という言葉をよく耳にします。
体脂肪は多いと良くない、少なければカッコよくてキレイな体だと思われています。じっさいに、体脂肪が少な過ぎるよりも過剰な方が多いので、そういった認識になっています。
しかし、人間の体には余分な機能はないと言われており、体脂肪にも立派な働きがあります。
この記事では体脂肪について、さらに理想とする体脂肪率についてご紹介します。

体脂肪とは?
体脂肪っていったい何でしょう?
体脂肪は体の中の脂肪です。
過剰に摂取したカロリーは、飢餓に備えてエネルギーに変えられる脂肪に姿を変えて、主に脂肪細胞に溜められます。
例えるなら、ボーナスをもらって、銀行に貯金をしているイメージです。毎月のやりくり以上の収入があったので、銀行に貯金して大きな支出に備えますよね。貯金と脂肪は同じです。



蓄えられた脂肪は、いざ!という時のための予備のエネルギー源と言えます。
また、脂肪細胞はホルモンを整える作用に関係していたり、体や内臓を衝撃から守る働きもあります。脂肪がないと人間は生きられません。
[st-midasibox title=”体脂肪のおもな働き” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]
- 予備のエネルギー源
- ホルモンの調整
- 体温調節
- 衝撃から体や内臓を守る
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体脂肪率とは?
体脂肪率は、体全体に対して脂肪が占める割合を表したものです。
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体全体に対して、どれくらい脂肪があるか表したもの
体脂肪が仮に50%ならば、体全体の半分が脂肪でできていることになります。

体脂肪率|健康的な値はどれくらい?

健康的な体脂肪率は、どれくらいの数値なのでしょう?
タニタがWHOと日本肥満学会の肥満判定に基づいて、体脂肪率の判定基準を作っています。
*下記表はタニタからお借りしています。



理想 | 健康 | 軽度肥満 | 中等度肥満 | 重度肥満 | |
男性 | 8~12% | 7~20% | 20%以上 | 25%以上 | 30%以上 |
女性 | 22~25% | 20~30% | 30%以上 | 35%以上 | 40%以上 |
女性の健康的である体脂肪率は、20~30%です。トレーニングしてカッコよくキレイな体に見える理想の体脂肪率は、一般的には22~25%と言われています。
女性の場合は、男性よりも体脂肪を体が必要としていて、15%以下になると月経の異常などホルモンのバランスが崩れやすくなります。
体を絞って体脂肪率を落とす場合は、こちらの専用記事が参考になります。
体脂肪率が高すぎると、健康に良くないです。[/ふきだし]

体脂肪率が高いと病気のリスクが高まる
体脂肪率が高いと、高血圧や脂質異常、高血糖など病気のリスクが高まります。体重が増えることで関節を傷めたり、のどの周りに脂肪が付くことでイビキが酷くなったり、無呼吸症候群に陥ってしまったりもします。
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- 高血圧
- 脂質異常
- 高血糖
- 関節痛
- 無呼吸症候群
女性の場合|ホルモンバランスが崩れ男性化!
さらに、女性の場合は体脂肪が高く肥満になり過ぎると女性ホルモンの働きが鈍ってしまいます。ホルモンのバランスが崩れると、月経不順や不妊、体毛が濃くなるなど男性化も起こることがあります。
[st-kaiwa3]女性の場合は男性化も起こります。[/st-kaiwa3]
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- 月経不順
- 不妊
- 体毛が濃くなる
体脂肪とは?体脂肪率が高いとどうなる?まとめ
この記事では「体脂肪とは?体脂肪率が高いとどうなる?」について書きました。
体脂肪は体にとって必要なものです。
しかし、体脂肪は多すぎると健康を害することがあります。
体脂肪率が高すぎると、病気や関節痛のリスクが高まり、ホルモンバランスを崩してしまうこともあります。
健康的でキレイな理想の体を手に入れて維持するため、体脂肪率は適正な数値を目指しましょう。



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