インプレッサスポーツGPに乗っているのですが、ハッチバック車なことに加えて、防音や遮音などの材料が使われていない車なこともあり、一般道を通常走行しているだけでも助手席の人の声が聞こえ辛かったり、常に響くロードノイズの騒音で疲れてしまったり。高速道では『ゴーッ』という爆音でナビの音声案内がかき消されてしまいます。
ロードノイズがうるさくて後部座席の人と話すときは大声です…。
そこで!鉄板むき出しでロードノイズが入り放題の車に、デッドニングをして静音化に取り組みました。通常、デッドニングというと車内で音楽をより良い環境で聴くためにする作業ですが、Gbunの場合は少しでも車内を静かにして快適にドライブできるようにすることが目標です。
車内を快適にするためにデッドニングをします!
デッドニングって難しそう…どういうこと?
車の中は家の中に比べると、車自体が走っているので騒音であふれています。そんな中で音楽を聴くとなると、タイヤと道路の摩擦音・どこからか聞こえるガタガタ音・隣の車線を走る車の音など、ノイズだらけで音量をどんどん上げないと歌詞が聞こえないって場合もよくあることです。
そんな騒音を抑えて、音楽を聴くのに適した空間にするための作業をデッドニングと呼びます。
デッドニング…車内を静音化して音楽を聴きやすくする作業
デッドニングという言葉は難しく感じますが、DIYでもできる作業です。もちろん、プロにはプロのクオリティがあります。できる範囲でならデッドニングはDIYでも十分可能です。
主に行う作業は、車のボディとか鉄板の振動を抑えること・吸音材を入れる・振動でカタカタ鳴る配線を防音する等です。デッドニングはやればやるだけ材料が必要になってくるので、コストベネフィットを考慮して折り合いをつけないと…散財の沼にハマります!
DIYで楽しめる範囲のデッドニングでも、効果は感じられます!
- パネルの制振
- 吸音材の設置
- 配線処理
デッドニングと言えば!フロントドア
デッドニングするぞ!となったら、やっぱり最初にする(してしまう)のはフロンドドア二枚でした。
フロントドアは一番オーソドックスな場所ですね。
使ったのは、エーモンのデッドニングキットで必要なものがセットになっているオールインワンモデルです。Gbunが使った時には、もう廃版モデル入りになってしまっていたのですが運良く入手できたもので施工しました。エーモンのサイトでは廃版モデルになっているので、欲しい場合は急いだ方がいいかも知れません。
エーモンのオールインワンモデルの説明書通り作業を進めました。アウターパネルに制振材を貼り、その上に吸音スポンジを貼り付けました。
ドアパネル内には雨水が入り込むので、念のため吸音スポンジには撥水スプレーで処理しています。雨水が窓ガラスを伝って入っても染み込みにくくなるのでおすすめです。
吸音スポンジには撥水スプレーをしています。
アウターパネルの処理が終わればインナーパネルの制振を行い、同封のビビり音チェックのCDをかけて震えている場所にポイント制振材を貼れば完成です。
フロントドアが終わったならリアドアも是非!
フロントドアが終わったらリアドアも是非デッドニングしたい場所です。フロントドア周りからのロードノイズがデッドニングで抑えられると、やっぱり後ろからのノイズが今度は気になってしまいます。前だけでいっか!と思うかもしれませんが、Gbunの場合はリアドアをデッドニングしたらかなりロードノイズが減ったと感じました。
リアドアもエーモンのデッドニングキットを使ったのですが、ランクをフロントドアよりも下げたモデルを使いました。使ったのはドア基本モデルというものですが、施工してみて思うのは『ワンランク上のオールインワンモデルをリアドアでも使えば良かったな』ということです。
リアドアのデッドニングは基本的にフロントドアのデッドニング方法と同じです。ドアのデッドニングを初めてしましたが、満足のできる効果を得ることができました。
時間的にはフロント2枚を1日、翌週にリアのドアを1日で施工しました。風がめちゃくちゃ強い日にフロントドアの作業をしたのですが、かなり作業し辛かったので風が強い日の作業はおすすめしません。
強風の中で作業しましたが、とても作業性が悪かったです…。
ついでにスピーカー交換もやってしまう?
ドアをデッドニングするなら、ついでにスピーカー交換をするのもおすすめです。デッドニングする際に純正のスピーカーは、いったん外してスピーカーの裏のパネルに制振材や吸音スポンジを貼るので、それに併せて社外品のスピーカーに交換してしまえば作業が一回で終わります。
デッドニングと遺書にスピーカー交換すれば、一気に作業が終わります。
Gbunは6,000円ほどのケンウッドのスピーカーに交換しましたが、元々付いていた純正のスピーカーが悲しいくらい貧相だったので音質はすごく良くなりました。それに加えて、取り付けもとても簡単なので初めてのスピーカー交換にも使いやすいと思います。
ハッチバックのバックドアはデッドニング必須
ハッチバックのバックドアは、構造上ロードノイズが響きやすいのでデッドニングをやっておきたい場所です。パネルを外してみると、ドアと同様にバックドアも1つも制振材も吸音材も入っていませんでした。
どれだけ鉄板むき出し⁈ってくらい。
GP以降のインプレッサスポーツは、『室内がうるさい!』という苦情の多さから制振や吸音材の強化がされています。でも、騒音が気になる…。という場合はやっぱりデッドニングした方が快適になります。
- 日東レジェトレックス
- トーレぺフシート
パネルも簡単に外せる場所なので、作業はすぐに終わります。日東レジェトレックスで制振をして、その上からトーレぺフシートで全面覆うように施工しました。
穴から手を突っ込んでアウターパネルにもレジェトレックスを貼っています。
バックドアから入ってきていたロードノイズが格段に小さくなりました。バックドアの余計な振動が抑えられ、さらに少し重量が増えたことで、力を入れなくてもバンっと重厚感がある音で閉まるようにまりました。
トランク(ラッゲージスペース)からのロードノイズ対策
ハッチバックタイプの車はラゲージルームとの隔たりがないので、後ろからの騒音が気になることは多いです。特に最近の車は予備のスペアタイヤを積んでいなくて、空いた空間がラゲッジルームの下に隠れていて、そこが音が反響してうるさい原因になっていることがあります。
スペアタイヤ収納スペース
ラッゲージルームのデッドニングの手始めそして、まずスペアタイヤの収納スペースのデッドニングをしました。
一番の問題児スペアタイヤ収納スペースから着手。
スペアタイヤの収納スペースはラッゲージルームのマットやカバーを剥がすとあり、鉄板むき出しで手で叩くとビーンビーンと大きな音を立てます。ロードノイズが反響してうるさくなるのも納得です。
音が強く響く場所全てに日東レジェトレックスを貼って制振しました。これだけでもかなりマシになりました。
ただ、空間が大きいのでレジェトレックスを貼った上から、エプトシーラーを貼り付けて音ができるだけ内部で反響しないように吸音材としました。エプトシーラーはしっとりとしたカステラみたいなスポンジで、トーレぺフシートよりも柔らかく凹凸がある場所でも貼りやすいです。
スペアタイヤ収納部分のデッドニングは効果的です。リアタイヤ関係やマフラーなど車体の下から聞こえるロードノイズの反響を減らすことができます。
スペアタイヤ周り
スペアタイヤ収納部分の周囲も、鉄板で
レジェトレックスとエプトシーラーでスペアタイヤの収納スペースはデッドニングし、それ以外の部分はレジェトレックスとトーレぺフシートで施工しました。
リアのゲートの閉まる部分もパネルを剥がしてレジェトレックスを貼り、その上からトーレぺフシートで覆いました。
トーレぺフシートを貼り付けて余分なところはカットします。一度貼ると貼り直しができないので何枚かに分けて貼るとスムーズです。
トーレぺフシートのデッドニング効果はすごいと有名です。
スペアタイヤ収納部分のデッドニングと、周囲のデッドニングをしたおかげでラッゲージルームからのロードノイズは格段に小さくなりました。
車のデッドニング まとめ
DIYでも十分効果が感じられたので、ちょっと時間のかかる作業でしたがデッドニングをしてよかったです。Gbunは耳が良い(音に敏感)でロードノイズで運転に疲れたりしていたので、こんなに快適になるならもっと早く作業すればよかったです。
正直、もっと早くすればよかったです。
デッドニングした箇所をまとめると以下の通りです。クリックすると専用記事を読めます。あと併せてスピーカー交換もしました。
使ったデッドニング材料
フロントドアやリアドアは、エーモンのデッドニングキットを使いました。フロントドアはオールインワンモデルでリアはドア基本モデルですが、ぶっちゃけオールインワンモデル一択でいいと思います。基本モデルの方はお安いのですが…デッドニングの作業性と性能どれをとってもワンランク下になります。やり直すのが面倒なのでそのままですが、リアもオールインワンモデルを使えば良かったとちょっと後悔しています。
バックドアやラッゲージルームは日東レジェトレックスを制振に使い、エプトシーラーやトーレぺフシートで覆うように施工しました。
メッセージをどうぞ!