エーモンのデッドニングのオールインワンモデル2396をフロントドアへ、ドア基本モデル2198をリアのドアへDIYで施工しました。2396と2198とでは価格も違いますが、実際に使ってみると内容物もかなりの違いがありました。
- オールインワンモデル2396…価格:11,000円前後、アイテム:17つ
- ドア基本モデル2198…価格:6,000円前後、アイテム:9つ
これからDIYでデッドニングしてみよう!エーモンのデッドニング剤を使おう!と思っている場合に参考になるよう、2つのセットを比較してどう違うのか?をまとめてみます。さらに、コスパ的にはどっちが得なのか?どっちを選んだら効果的か?をご紹介します。
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ドアのデッドニングキット選びの参考にしてみてください。
エーモン2396と2198の違いは?
エーモンのデッドニングのセット内容の違いを表で整理すると、こんな感じになります。エーモンのオールインワンモデル2396だけに同封されているアイテムもありますし、文字だけ見ると同じものが同封されているように感じても全然品質が違う(2396の方が上質)のアイテムもあります。もちろん、2つに共有して同じアイテムも中にはあります。
- 黒字:両方ともに同じアイテム
- 青字:両方に入っているが品質が違うアイテム
- 赤字:2396だけに同封されているアイテム
オールインワンモデル2396 | ドア基本モデル2198 |
---|---|
アウターパネル用ヒートレジスタンス制振シート:1枚 | アウターパネル用制振シート(黒):2枚 |
アウターパネル用吸音シート:1枚 | 吸音シート:1枚 |
インパクトビーム用制振シート:4枚 | インナーパネル用制振シート:3枚 |
インナーパネル用制振シート:3枚 | ポイント制振材:10枚 |
ポイント制振材:10枚 | 防音テープ:2巻 |
防音テープ:2巻 | 制振材圧着用ヘラ:1本 |
スピーカー背面制振吸音材:2枚 | ブチルはがし用ヘラ:1本 |
スピーカー用防音テープ:2巻 | チェックCD:1枚 |
クリーンナップシート:8枚 | 取扱説明書:1部 |
サービスホール型取りシート:3枚 | |
制振シート圧着用ヘラ:1本 | |
ブチルはがし用ヘラ:1本 | |
内張りはがし:1本 | |
ハーネスカプラーはずし:1個 | |
作業グローブ:1双 | |
チェックCD:1枚 | |
取扱説明書:1部 |
デッドニング材料が違う!どのアイテムがどう違う?
エーモンのデッドニングのオールインワンモデル2396と、ドア基本モデル2198をアイテムごとに見てみると違いがはっきりします。同封のアイテムの違いは分かりやすく、それぞれのパッケージに記載されています。
ドア基本モデル2198
![ドア基本モデル2198の効果](https://nsmt-a.com/wp-content/uploads/2021-01-29_14h40_10.jpg)
オールインワンモデル2396では、ピンクで〇を付けた部分のアイテムが2198との大きな違いになります。
オールインワンモデル2396
![オールインワンモデル2396の効果](https://nsmt-a.com/wp-content/uploads/2021-01-29_14h35_50.jpg)
オールインワンモデル2396だけのアイテム
ドア基本モデル2198には同封されていない、オールインワンモデル2396だけに入っているアイテムは8種類あります。
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上の表の中の赤字のアイテムです。
その中でもデッドニングの効果に顕著な違いがあるアイテムは3種類です。残りの5つはデッドニング作業の時に役立つツールになります。インパクトビーム用制振シートとスピーカー背面制振吸音材とスピーカー用防音テープは、オールインワンモデル2396にしか入っていなくて、デッドニングの効果に違いが現れるアイテムです。
- インパクトビーム用制振シート
- スピーカー背面制振吸音材
- スピーカー用防音テープ
インパクトビーム用制振シート
インパクトビーム用制振シートは、インパクトビームに貼りつけることで振動や共振を抑える効果があります。インパクトビームの振動はアウターパネルの共振を引き起こすので、制振することでデッドニング効果を感じられるアイテムです。
![インパクトビーム用制振シート](https://nsmt-a.com/wp-content/uploads/2021-02-02_14h45_25.jpg)
スピーカー背面制振吸音材
スピーカー背面制振吸音材はスピーカーの背面のアウターパネルに貼りつけることで、スピーカー背面への音反射をコントロールするアイテムです。スピーカーの音が引き締まったイメージになります。
![スピーカー背面制振吸音材](https://nsmt-a.com/wp-content/uploads/2021-02-02_14h47_24.jpg)
スピーカー用防音テープ
スピーカー用防音テープはスピーカーの周囲に貼りつけて使います。スピーカーの音を前面へ出し、パネル内に漏れ出る音を軽減することで音質向上が狙えます。
![スピーカー用防音テープ](https://nsmt-a.com/wp-content/uploads/2021-02-02_14h49_34.jpg)
Gbunはデッドニングと同時にスピーカーの交換もしました。使ったのは6,000円ほどのコアキャルスピーカーですが、かなり変わります!デッドニングするならスピーカーの交換もおすすめですよ。
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同封されている品質が違うアイテム
オールインワンモデル2396とドア基本モデル2198の両方に入っているけれど品質が違うアイテムは2つ、アウターパネル用の制振材と吸音シートです。この2つを比べてみます。
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表で説明した青字のアイテムを詳しく見ていきましょう!
- アウターパネル用の制振材
- 吸音シート
アウターパネル用の制振材
- オールインワンモデル2396:ドイツ産のヒートレジスタンス制振シート
- ドア基本モデル2198:スタンダードタイプ。特殊オレフィン系樹脂
アウターパネル用の制振材は、オールインワンモデル2396の方は、ドイツ製造のヒートレジスタンス制振シートが同封されています。これは、欧州車に採用されているアイテムです。
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2396の方が高品質な制振材が同封されています!
![ヒートレジスタンス制振シート](https://nsmt-a.com/wp-content/uploads/2021-02-02_15h11_03.jpg)
オールインワンモデル2396のヒートレジスタンス制振シートの方が粘着が良く、真冬でもしっかり貼り付けることができたので施工しやすかったです。
2198のスタンダード版の制振材は、ゴムのような材質でヒートレジスタンス制振シートより薄く、アウターパネルを叩いて確認した制振効果は、圧倒的にオールインワンモデル2396のヒートレジスタンス制振シートが上です。
![2198のスタンダード版の制振材](https://nsmt-a.com/wp-content/uploads/2021-02-02_15h13_04.jpg)
吸音シート
- オールインワンモデル2396:凹凸加工のウレタンフォームで背面に制振の特殊ゴム
- ドア基本モデル2198:厚さ10mmのウレタンフォーム
2396の吸音材は、プロファイル加工(凹凸加工)されたウレタンフォームで、裏面には制振効果のある特殊ゴムが付いています。さらに厚みも25mmあり、吸音と共に精神の効果もあります。
![オールインワンモデル2396:凹凸加工のウレタンフォーム](https://nsmt-a.com/wp-content/uploads/2021-02-02_15h23_36.jpg)
2198の吸音材は厚さ10㎜のウレタンフォームです。
![2198のウレタンフォーム](https://nsmt-a.com/wp-content/uploads/2021-02-02_15h31_19.jpg)
![](https://nsmt-a.com/wp-content/uploads/./icon2-1.jpg)
吸音材のウレタンフォームも2396の方が圧倒的に高性能です。
実際に使ってみた!
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![](https://nsmt-a.com/wp-content/uploads/80c1da7cfe4b7816db2472ab80df0931-500x309.jpg)
値段の違いとコスパ
- オールインワンモデル2396:価格…11,000円前後
- ドア基本モデル2198:価格…6,000円前後
値段だけで見ると、オールインワンモデル2396の方が5,000円ほど高価な値段設定になっています。
セット内容のアイテムの数は、オールインワンモデル2396が17つ、ドア基本モデル2198が9つです。この内、オールインワンモデル2396だけに入っていてデッドニング効果の高いアイテムが、インパクトビーム用制振シートとスピーカー背面制振吸音材とスピーカー用防音テープ。両方に入っているけれど、オールインワンモデル2396の方が断然いいアイテムが、アウターパネル用の制振材と吸音シートです。
デッドニングは一度施工すれば、やり直すのは面倒な作業なので、最初から質の良いアイテムを使う方が良いです。価格差が5,000円なら内容的にもオールインワンモデル2396で施工した方が後悔しないです。
デッドニングの効果に関係なくても、パネル外しなど施工時に役立つアイテムもオールインワンモデル2396には同封されているので、どうしても安いキットで施工したい!という場合を除けば、オールインワンモデル2396を選ぶのが良いかと思います。
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両方使ったけど、おすすめは断然オールインワンモデルです。
エーモンのデッドニング 2198と2396を比べてみた!まとめ
GbunはインプレッサスポーツGPという、防音が省かれちゃってるよね⁉というくらいロードノイズが酷い車に施工しました。フロントにオールインワンモデル2396、リアにドア基本モデル2198を使用したのですが、ロードノイズが酷い車なら、オールインワンモデル2396はかなり効果があります!
2198ももちろん効果があるのですが、アウターパネル用の制振材とインパクトビーム用制振材の違いにより静音感はかなり違います。正直、こんなに差があるなら価格差が5,000円なので、リアもオールインワンモデル2396で施工すればよかったと感じています。
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リアもオールインワンモデル2396で施工すれば良かった…。
フロントドアのデッドニングにオールインワンモデル2396を施工したのですが、オールインワンモデルなので初めてのデッドニングでしたが説明書通りに進めればOKでした。必要な物はそろっているので使いやすかったです。
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Gbunはデッドニングと共に、スピーカーの交換も行いました。せっかくデッドニングでドアパネルを外すのでスピーカー交換も同時進行でやりました。使ったのは6,000円ほどのコアキャルスピーカーですが、めっちゃ使いやすいのでオススメです。
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