ハッチバックタイプの車は構造上セダンタイプに比べると、トランクルーム(ラッゲージルーム)の方からのロードノイズが気になることが多いです。Gbunの車はインプレッサスポーツなのですが、初期モデルで防音構造が全然されていないのでロードノイズが凄まじく、路面状況次第では車内で普通のボリュームで会話できないほどです。
ナビの案内音声が聞こえないこともよくあります。
少しずつ車内の静音化に取り組んでいて、今までフロントドアのデッドニング、リアドアのデッドニングとDIYでちょこちょこ進めています。今回は、トランクルームの主なる場所であるスペアタイヤ収納部のデッドニングをしました。
デッドニングの材料
デッドニングするため使ったのは、日東 レジェトレックスと日東 エプトシーラーです。
日東電工の組み合わせを用意しました。
日東 レジェトレックス
レジェトレックスは、アルミにブチルゴム系の接着剤がついてある制振材です。車の鉄板部分の叩いて反響が大きい場所に貼りつけて使います。いろいろな会社から販売されていますが、やっぱり日東のレジェトレックスは高性能で品質が良いです。
日東 エプトシーラー
エプトシーラーは、振動や音などを遮断してくれる働きのある発砲ゴム製のシートで、粘着剤付きなので剥離剤をはがせば簡単に貼りつけられます。スポンジのような感じですが、ゴムなのでしっとりとした質感です。
日東エプトシーラーの5mm厚さの物を使いました。
スペアタイヤ収納場所がうるさい理由
最近の車はエコので車の重量を減らすため、予備のタイヤを積んでいません。インプレッサスポーツも予備のタイヤの代わりにパンク修理キットが装備されています。ただ、予備のタイヤを詰めるスペースはトランクのカーペット下に用意されていて、その空間の反響音でロードノイズが大きく車内に響いています。
トランクのスペアタイヤ収納場所と言ってもピンとこないかもしれません。インプレッサスポーツのトランクのカーペットの下には隠れスペアタイヤ収納スペースがあるんです。そこがペラペラの鉄板なのでロードノイズがかなり響きます。
スペアタイヤを積めばロードノイズも少しマシになります。
スペアタイヤ収納部のデッドニング方法
スペアタイヤ収納場所のデッドニングは5ステップです。作業はとても簡単なので、デッドニングを初めてする場合にもピッタリの場所です。
- マットやカバーを外す
- スペアタイヤ収納場所を掃除・脱脂する
- レジェトレックスを貼り付ける
- エプトシーラーを貼り付ける
- 元に戻す
カバーを外して準備
トランクルームのマットをめくると、タイヤがパンクした時の修理キットやジャッキが入った硬めの発泡スチロールのパレットがあります。
発泡スチロールのパレットを持ち上げると、すっぽりと外すことができスペアタイヤ収納スペースが現れます。この場所が鉄板むき出しで叩くとベーンベーンと大きな音が響きます。
掃除してから脱脂する
スペアタイヤ収納スペース全体を掃除してから脱脂処理します。脱脂しておかないとレジェトレックスをしっかりと貼りつけられず、制振の効果が激減してしまいます。デッドニングの面積も大きくないので、エーモンの脱脂シートが便利です。
しっかり脱脂してからレジェトレックスを貼り付けます。
レジェトレックスを貼って制振する
日東 レジェトレックスを使いやすい大きさに切っておきます。パネルを手で叩いて、ベーンベーンと音が大きく響く所にレジェトレックスを貼り付けていきます。
エプトシーラーを貼り付ける
エプトシーラーを適したサイズにカットして、スペアタイヤスペース全体を多く用に貼りつけしました。5ミリの厚さのエプトシーラーはとても柔らかく、凹凸がある部分でもしっかり密着しました。
真ん中のタイヤのセンターの部塞いでも良かったのですが、念のため予備のタイヤを取り付けできるように丸い穴を開けています。
あとは、パネルやマットを元に戻せば完了です。
スペアタイヤ収納スペースのデッドニング まとめ
ハッチバックタイプの車はトランクルームと室内がつながっているので、車の後方からのロードノイズが気になることがあります。GbunのインプレッサスポーツGPは車全体がペラペラな鉄板がむき出しのため、めっちゃ室内がうるさいのでデッドニングを進めているのですが、スペアタイヤ格納場所のデッドニングはかなり効果を感じられる部分でした。
難しい場所でないのに体感できる効果は大きいので、ラッゲージのスペアタイヤスペースのデッドニングはおすすめです。
スペアタイヤスペースの周囲も、よく音が響くペラペラゾーンなのでこの周囲もデッドニングを次の機会にします。
次はスペアタイヤ収納場所の周りをデッドニングします!
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