ドライブ中のロードノイズの騒音に耐えかねて、インプレッサスポーツGPのデッドニングに取り掛かりました。
本来ならデッドニングは、スピーカーの音をより良くするという目的かもしれませんが、Gbunの場合は、ドア・リアハッチ・トランク・タイヤハウスなどからの騒音を1つずつデッドニングすることで改善していきます。もちろん、結果としてスピーカーの音も良くなっていますよ!
静音とは無縁のトタンのようなインプレッサスポーツを何とかします!
デッドニングというと言葉は聞きなれないかもしれませんが、車の中を静かにしたりスピーカーの音をはっきり聞こえやすくするなど、車内環境を快適にする車いじりのことです。
- デッドニングは、車の鉄製の部分など振動する部分に制振材や吸音材などを貼り付け、車の走行やスピーカーからの振動ノイズを低減することです。
- 車内の静音化やスピーカーの音が良くなるという効果が得られます。
リアドアのデッドニングについてはリアドアにエーモンドア基本モデルでデッドニングしたに書いています。
どんな場所をデッドニングしたのかは、まとめ記事でご紹介しています。
DIYならエーモン2396が満足な仕上がり
まずは、デッドニングのための材料を用意したのですが、色々調べてみてデッドニングに必要なアイテムがセットになったものが準備しやすいです。
デッドニングでは、使う材料の種類が多いので個別に用意するよりもセットになっている物を購入する方が、初心者には準備しやすいです。デッドニングに慣れていて何台もの車をデッドニングするような場合や、デッドニングの範囲が広い場合は、少し面倒ですが大判で1つずつのアイテムを購入する方が安く済みます。
- アウターパネル用の制振材
- アウターパネル用の吸音シート
- インパクトビーム用制振シート
- インナーパネル用制振材
- 防音テープ
- スピーカー用の防音テープ
個別に用意するよりセットの物が使いやすいです。
Gbunはフロントドアのデッドニングにはエーモン2396デッドニングキットを使いました。オールインワンモデルでちょっと値段は他のキットより高いですが、セット内容とデッドニング効果は断然上です。リアドアには価格の安いエーモン2198を後日施工しましたが、正直に言えば2396を使えばよかったなと思っています。
フロントドアのデッドニング手順
フロントドアのデッドニングの手順は6ステップです。
- ドアの内張を外す
- ブチルゴムで接着してあるビニールシートを取り除く
- スピーカーを外す
- アウターパネルの施工
- インナーパネルの施工
- 仕上げ
ドアの内張を外す
ドアの内張は数ヶ所ビスで固定してあり、あとはクリップで止まっています。プラスドライバーでビスを外してから(ピンク〇の部分)、青色の矢印の方へカバーを外すとベリベリとクリップが順番に取れて内張が外せます。
無理に力を込めるとクリップが割れてしまうこともあります。エーモン2396には長い内張はがしが同封されているので、外れにくい箇所があれば差し込んでクリップを外すことができます。
手元に内張はがしがあると便利です。
内張が剥がれてくるとドアの内部でつながっている部分が2ヶ所確認できます。ドアロックワイヤー(青○)とパワーウインドウのカプラ(ピンク〇)を外せば内張が取り外せます。
ブチルゴムで接着してあるビニールシートを取り除く
内張が外せるとビニールシートに覆われた状態なので、ビニールシートを外します。ビニールシートを使ってサービスホールの型を取ってもいいのですが、オールインワンモデルにはサービスホール型取りシートが付属してあるので、ビニールシートはそのまま廃棄します。
この際にビニールシートを固定してある黒いブチルゴムもきれいに取り除きます。ここで手を抜いてブチルゴムがボディーに残ったままだと、デッドニングの材料を貼りつける邪魔になります。ブチルゴムでボディーに残ったブチルゴムをくっつけるようにすれば取りやすいです。
ブチルゴムはしっかり取り除きます。
スピーカーを外す
スピーカーの裏のアウターパネル(鉄板)は、スピーカーの音の振動や外からの音が入りやすいのでデッドニングの大事な部分です。
スピーカーを止めてあるビス(インプレッサスポーツは3本)を外して、電源カプラを爪を押しながら引き抜けばスピーカーが外れます。
Gbunはスピーカーを取り外すついでに、スピーカーをケンウッドのKFC-RS174に変更しました。値段も安価なのに取り付けもとても簡単で音も良い!スピーカーに特別拘りがないなら使いやすいスピーカーです。
デッドニングついでにスピーカー交換もおすすめです。
取り付けたスピーカー
アウターパネルの施工
準備が整ったので、ここからデッドニングの作業に入ります。
デッドニングの材料を貼り付ける際には、付属のクリーンナップシートでしっかりと脱脂してから作業します。
スピーカー背面にあたるアウターパネルにスピーカー背面制振吸音材を貼りつけます。
サービスホールから手を入れて、アウターパネルを叩いて響く場所にヒートレジスタンス制振シートを貼りつけます。
インパクトビームに巻き付けるようにインパクトビーム用制振シートを貼りつけます。
ヒートレジスタンス制振シートの上に、プロファイル加工(凹凸加工)された吸音シートを貼ります。
インナーパネルの施工
インナーパネル用制振シートでサービスホールを塞ぎます。内張を取り付けるクリップの穴は塞がないように注意します。
スピーカーにスピーカー用防音テープを巻いて、元の位置に取り付けします。Gbunはデッドニングに併せてスピーカーをケンウッドKFC-RS174に交換しました。
最終確認と仕上げ
付属のチェックCDで音を鳴らしながら最終チェックをします。
音でビビり音や振動が大きい場所を探しながら、ポイント制振材を貼りつけます。
ワイヤーや内張が当たる場所に防音テープを貼って、異音が出ないようにします。
コネクターをつないで、内張を元に戻して完成です。
エーモンの公式YouTubeでは動画でもオールインワンモデルの施工方法が紹介されています。
DIYでのフロントドアのデッドニング まとめ
作業時間は、ドア1枚当たり大体2時間くらいでした。初めてのドアのデッドニング作業だったので、最初の1枚は手間取りましたが2枚目からはとてもスムーズに作業できました。
デッドニングは準備する物が多いので、エーモンのオールインワンモデルは必要な物はそろっているし、説明書に記載されている通りに作業すればよいので便利でした。
ちなみに、お値段の安いドア基本モデルをリアドアに施工しましたが、同封されている材料の質が違っていてデッドニングの効果が全然違うので、せっかく施工するならオールインワンモデル2396の方がおすすめです。
フロントドアに引き続き、リアのドアもデッドニングを施工しました。ペラペラでロードノイズが酷いインプレッサスポーツですが少しづつ改善しています。
ドアのデッドニングと一緒に作業すると効率的なのが、スピーカーの交換です。デッドニングに併せてスピーカーの交換をしてしまえば、内張をはがして作業するのが1回で終わります。デッドニングの効果と共にスピーカーの音質が上がるので、車内環境がグッと良くなります。
メッセージをどうぞ!