賃貸でも工夫すればサンシェードが取り付けられます!わが家は、猛烈な西日が入る賃貸物件。賃貸なので、退去時や不必要になった時にキレイに取り外せるように工夫してベランダにサンシェードを取り付けました。
日没までずっと日が当たるので、部屋の中まで日焼けしそうなほどです。しかも、春の終わりから秋始めまでの暑い時期…。そこで賃貸ですが、サンシェードを取り付けました!!これがもう、最高の働きをしてくれています!!冬の間は日の光を入れたいので撤去していますが、ゴールデンウイークから再び活躍しています。今年で6年目、サンシェードは少し変色しているものの変わらず使用できています。
この記事では、サンシェードを賃貸物件で取り付ける際の注意ポイントをご紹介します。さらに、1年半後に1枚追加するために一度取り外したのですが、その際に原状復帰できたのか?も併せてご紹介します。
日除け対策のアイテム
日除けで使える相手は4種類あります。わが家で使っているサンシェードに加えて、すだれ・よしずも昔からある日除けアイテムです。さらに窓フィルムも日除けに適しています。
わが家ではサンシェードと窓フィルムの2つを使っています。
- サンシェード
- すだれ
- よしず
- 窓フィルム
サンシェード
サンシェードは、ずばり日除けのことですが、すだれやよしずとの名称の違いは素材であることが多いです。すだれは竹を、よしずは葦(よし)という植物を使用しているのに対して、サンシェードはポリエチレンやポリプロピレンなどナイロンの素材をしていることが多いです。
すだれ
すだれは細い竹や葦を編んで作られていて、昔ながらの風流な日除けです。ホームセンターでは安価な輸入竹で作られたものが売っています。吊るして使うので、フックの取り付けが必要になります。
外に吊るしてしまうと雨でカビてしまったり、汚れても洗うことが難しいので屋内で使うか、ワンシーズンと割り切って使う方が良いです。竹や葦は竹や葦は直射日光でも温度が上がりにくいので、室内のカーテンレールに吊るしても効果的です。
よしず
よしずは、葦を使っている日除けで、サンシェードやすだれよりもサイズが大きく屋外で立てかけて使います。日よけ効果は抜群なのですが、マンションやアパートだと大きく使いにくいのと、風が強いとちょっと心配になる点がネックです。
引っ越しも考慮すると、どちらかといえば一軒家の持家向きの日除けアイテムです。
窓フィルム
窓フィルムも日除け効果はあります。わが家では目隠しとUVカットの効果を期待して、シルバーの窓フィルムを貼っています。窓フィルムは断熱効果もあるので、夏は涼しく冬は外からの冷気を防いでくれます。
窓フィルムを貼っている部分(下)と、貼っていない部分(上)でこんなに違います。
取り付け前に!賃貸の規約を確認しておこう
サンシェードを購入する前に、マンションやアパートの規約をチェックしてください。せっかく用意したものの、取り付けできないマンションだと残念です。
Gbunの場合、仕事の関係で今は田舎の賃貸で暮らしているのですが、高層階のマンションの持家が街中にあります。今住んでいる賃貸のアパートでは、サンシェードの取り付けは禁止されていません。でも、持家のマンションでは規約でベランダの利用方法が細かく決められていました。
持家の高層マンションでは、ベランダで布団等を干すことが禁止されていました。布一枚でもベランダの手すりより外にモノを出すこと自体が禁止です。
手すりより内側へ設置する場合、サンシェード自体は禁止されていませんでしたが、取り付けには安全に十分な配慮が必要でした。理由は高層階のため、物の落下事故を防ぐ必要があるからでした。観光地であるため、景観への配慮という側面もありました。
- 手すりより外に物を出さない。
- 手すりを利用して布団等を干すことは禁止。
- サンシェード等は禁止。
- ベランダから物が落ちないよう配慮する。
- ベランダでの喫煙は禁止。
- ベランダにペット放置しない。
などなど、持家の方はマンションの規約で決まっていました。高層階は風の影響もあるので、高層マンションは規則がしっかりとあります。マンションによっては、サンシェードが取り付けが禁止されている場合もあります。安全に快適に暮らすために、サンシェードを設置する前に規約の確認することをおすすめします。
サンシェードを取り付ける以外でも、窓にフィルムを貼ることで紫外線を防いだり日よけ効果を得ることもできます。窓のフィルムもDIYで貼れるのであわせて行うのもおすすめです。
サンシェードの取り付け方法
Gbunが今住んでいるのは賃貸です。しかも新築物件だったので、引っ越しする時はなるべくキレイに出て行かなければなりません。
壁に穴なんて開けるとかできない状況です。しかし、工夫することでサンシェード取り付けを成功させました!なんてたって、西日がガンガン入ってきて暑い!!
放っておくと室温は、15時あたりから一気に35度を超えそう。ワンズがいるからクーラーは点けっぱなしなのですが、そうなると電気代がね…。この西日を防ぐべくサンシェード取り付けを実施です!
サンシェードを取り付ける位置
窓に取り付けるのではなく、物干しざおより外側へ付けることを選択しました。
理由は3つ。
- 洗濯物の日焼け防止
- 風の通り道の確保
- ベランダが狭くならないように
1つは、洗濯物が日焼けするのを防ぎたかったからです。西日が強すぎて、昼まえからずーっと直射日光に当たると洗濯物が痛みそうだったので、洗濯物に直射日光が当たりすぎないようにしたかったのです。
2つめは、日を避けながらも風は通したかったから。サンシェードは直射日光を遮ることができますが、設置場所を失敗すると風が通らず熱がこもってしまいます。ベランダの空間を広く取ることで風が通るようにしました。窓に取り付けると、窓を開けた際に風の通りが悪くなってしまうので却下しました。
3つ目は、ベランダを広く使いたかったから。付け方にも寄りますが窓に付けると、立てかけるタイプなどはベランダが狭くなってしまうので、洗濯物を干すのがとてもやり辛くなってしまします。
取り付ける時の注意点
今住んでいる賃貸物件は、2階までしかない郊外の物件です。サンシェードを取り付けや、布団をベランダの手すりを利用して干してはいけない等の規約はありません。ですが、やはり賃貸なりの配慮が必要だと思って実践しています。それは原状復帰ができることと、1階にサンシェードが落ちてしまわないようにすること。
- サンシェード取り付け前の、元の状態に戻せること
- 下の階へサンシェードが落下しないこと
サンシェードの取り付けのフック
サンシェードを取り付けるのに使ったのはタカショー オーニング取付 両面テープ接着フックです。
もともとフックに両面テープが付いているのですが、その両面テープではなく3Mのはがせる両面テープ張り付けて使っています。詳しくは、取り付け方でご説明します。付属している両面テープと3Mの両面テープでクッション性が生まれるので、多少の凹凸があるところでも貼り付けられます。
わが家の貼り付け個所も凹凸がある化粧版ですが、問題なく取り付けられました。さらに家は海の近くなので、かなり風が強いのですがビクともしません!
さらに、台風の時などサンシェードを外したいときもフックが簡単に開閉できるので、簡単にサンシェードを片付けることができます。
フックを取り付ける両面テープ
サンシェードの取り付けのフックは、両面テープで張り付けています。
フックにあらかじめ付属している両面テープでは、強力に接着するものの時間の経過とともに取り外しにくくなるものが多いです。結果として、退去時などにフックを撤去しようとしたときに、外壁の塗装などを痛めてしまうことも考えられます。そこで、スコッチ 両面テープ あとからはがせる超強力プレミアゴールド を使用して取り付けています。風の比較的強い地域でしたが、6年使用し1度も外れたりグラついたりすることもなく設置できていました。
サンシェードを1枚追加する際に、一度外して別の場所にフックを移動させましたが、外壁の塗装を痛めることなく取り外すことができました!
取り付けの際は、アルコール系溶剤で脱脂をしっかりしないと外れてしまいます。
両面テープ取り付けの際は、脱脂をしっかりする!
アルコールがない場合は、車用品の前処理剤が便利です。
取り付けたサンシェード
わが家が取り付けたサンシェードは、ワタナベ工業のル・ソレイユという製品です。
大きな1枚物のサンシェードではなく、小さなものを複数取り付けています。分割することでメリットがあります。
小さなサンシェードを複数張れば、サンシェードとサンシェードの隙間から風が逃げるので、風を含み過ぎることを防げます。風が強い地域なので、大きなものを1枚張るとヨットの帆のように風を含んでしまいます。風を含むとフックにもインシュロックにも、余計な負荷がかかるので外れてしまったり、壊れてしまったりするリスクが増えます。
また、大きな一枚物だとフックは2ヶ所ですが、我が家では3枚に分けているのでフックも6ヶ所となっています。取り付けフックやインシュロックの箇所が増えるので、ガッチリ固定することができ強度が上がります。
- 風の逃げ場ができ、風を含み過ぎず安全性が高まる
- 取り付けフックの箇所が増えるので、より強固に固定できる
最初は2枚でしたが1枚追加して、幅90センチの物を3枚取り付けています。
万が一フックが外れても落下しない工夫
しっかり3Mの両面テープで張り付けているフックですが、万が一フックが外れてしまった場合にも下へ落下するのを防いでいます。
どうしているかと言うと、サンシェードの下の部分をインシュロック(結束バンド)で止めています。
1つのサンシェードあたり、下側を4ヶ所インシュロックで止めることで、たとえフックが外れても、インシュロックが何本か切れても、サンシェードが落下してしまわないようにしています。
ビニール紐などの場合、炎天下で徐々にパサパサに劣化してしまうので、耐久性のあるインシュロックがおすすめです。万が一粘着テープが外れた場合も、フェンスにインシュロックで結びつけてあるので、サンシェードが落下することはありません。と言っても、6年使っていますが、粘着テープが外れてサンシェードが外れてしまったことは1度もありません。
サンシェード取り付けで感じたメリット
サンシェードがあるところとない所では日差しが全然違います。大満足の日よけです。これでクーラーの電気代も節約に繋がります。
さらに、サンシェードを取り付けたことで、良い感じに外からの目隠しにもなりました。ベランダに干している洗濯物が日焼けして、色が落ちる心配もなくなりました!
- 日差しが避けられる
- クーラーの電気代の節約
- 外からの目隠し
- 洗濯物が日焼けしない
台風の時のサンシェード
台風や強風時などは、サンシェードを固定しているインシュロックを切って、あらかじめサンシェードをクルクルと巻き上げてヒモで縛っておけば大丈夫です。
風が強い台風ですごく心配な場合は、取り付けフックから簡単にサンシェードが外せるので、別の場所に保管しておくこともできます。
6年使ってみた!サンシェード劣化は?フックは大丈夫?
賃貸のベランダにサンシェードを設置して6年目に突入です。
かなりキツイ直射日光に、長期間さらされているサンシェードと取り付け器具。劣化具合が気になりますよね?せっかく購入しても、すぐにダメになってしまうようでは、お金がもったいないです。
購入を検討している場合に参考になると思うので、わが家の状態を共有させていただきます!ちなみに我が家は、海に近く比較的風が強い地域です。さらに国道に面していて、車の往来も盛んなので粉塵も多いと思います。ベランダや網戸も、よく汚れます。サンシェードにとっては厳しい環境ですね。
サンシェードの様子
サンシェードの布地(ビニール)の部分は、1年経過後も劣化は見られません。汚れは、それなりに付いていますが、破れたりたわんだりはしていません。とてもきれいな外見です。
フックを付ける部分は、太陽での劣化が一番気になる部分です。1年以上使用していても、脆くなったりすることもなく、まだまだ安心して使えそうです!
フック自体の様子
つぎに、ずーっとサンシェードの重みに加えて、風による負荷もかかっている取り付けフック。取り付け時から、一番劣化を心配していたアイテムです。
フック自体はプラスチックでできています。長期間、直射日光にさらされて、風になびくサンシェードを固定し続けている高負荷のアイテム。
6年経過しても…購入時と同じ。劣化していません!台座とフックの接合部の可動域もそのまま、スムーズに回転します。とっても優秀です。
1年半前に取り付けたフックの取り外し
今年は梅雨が明けてから、めちゃくちゃ暑い日が続いています。西日が強く当たるので、エアコンなしだと連日30度以上になります…。今までサンシェード2つで頑張っていた我が家ですが、暑さに負けてサンシェードをもう一つ追加することにしました。
サンシェードの追加で用意したもの
まずは、サンシェード追加するにあたって必要な物品の準備です。
- 新しいサンシェード:1つ
- 新しいフック:1セット
- 剥がせる両面テープ:1つ
5年使っても、劣化もなく使えているお気に入りのセットです。フックが外せるようになっているので、サンシェード自体は簡単に取り外しができます。
今付けているサンシェードの位置だと3枚張れないので、1度フックを外して移動させて再度取り付ける必要がありました。新しいフックを取り付けるために、今使っているフックを外します。
取り外しは、あとからはがせる超強力プレミアムゴールドに付いている、釣り糸みたいなものを利用します。
この左にある釣り糸でフックを外します。
天井とフックの間に釣り糸を入れて、左右に糸を動かしながらグイグイと奥に滑らせていきます。そうすると少しずつ両面テープが剥がれてきます。
両面テープはキレイに取れるので、天井に傷や汚れは残りませんでした!
しっかりくっ付いているので、釣り糸が何度か切れましたが、十分な長さが同封されているので足り無くなることはありませんでした。
フックの粘着テープの除去と新しいテープ取り付け
続いてのステップは、フックに付いた粘着テープを除去して、新しく両面テープ(あとからはがせる超強力プレミアムゴールド)を張り付けます。
古い両面テープごと、すべてフックから取り除きます。力は必要ですが、割と簡単にキレイに剥がれました。
両面テープを撤去し終えたら、フックの汚れと油膜をアルコールで拭き取ります。アルコールがない場合は、車用品の脱脂材がとでも便利です。脱脂しないと使用途中にフックが外れたり、サンシェードが落下する恐れがあります。
脱脂して、両面テープ(あとからはがせる超強力プレミアムゴールド)を張り付けすれば、あとは設置です!
サンシェードをDIYで取り付ける方法 まとめ
この記事では「賃貸サンシェード|ベランダにサンシェードをDIYで取り付ける方法」についてご紹介しました。
賃貸でも工夫次第でDIYでサンシェードの取り付けができます!賃貸ですと原状復帰できるように、取り外すことができる強力な両面テープでの固定がおすすめです。さらにワンタッチで外せるフックを使い、台風などで風が強い日などに取り外ししやすいように取り付けるのが良いと思います。
結束バンドは取り外すたびにハサミやニッパーで切ってしまいますが、たくさん入っているので全然なくなりません。しっかりと下の部分を固定できるのでオススメです。
メッセージをどうぞ!
コメント一覧 (5件)
こんにちは。
とても興味深く拝見させていただきました。
我が家は賃貸のマンションで、同じく西日が半端なく入るため室内温度は40度近くになります。
ご質問ですが、サンシェードをつけることで室温はどのぐらいまで下がりましたか?
また、2枚から3枚に変更された理由を教えていただけませんでしょうか。
お忙しい中恐れ入りますが、よろしくお願いします。
黒川さん
ご質問ありがとうございます。
一つずつお答えさせていただきますね。
➀まず、どれくらい室温が下がったか?ということについてです。
わが家では現在ワンコがいるので、エアコンを24時間一定の温度で稼働させています。
ですので、何度あった室温が何度まで下がったのか?というのは分からないんです。
ただ、サンシェードを取り付けると、毎年ベランダと室内の床の温度は明らかに下がります。
ですので、効果はかなり感じています。
あとサンシェードだけでなく、かなり暑い日はもう割り切って遮光カーテンを12時から18時くらいまで日が差す西側は閉めていたりします。
➁3枚に増やした理由は、よりクールさを求めて日陰の面積を多くするためです。
日陰の面積が多くなるほど、直射日光が当たる窓際や壁などの温度が下がります。
窓だけでなく、壁も西日が当たり続けていると室内の温度はどんどん上昇します。
賃貸では難しいですが、戸建てだとサンシェードや葦簀を立てかけて壁の温度の上昇も防ぎたいのが本音です。
レポートが細部までわかりやすく、1番気になる経年変化等も教えてくださっているのでとても参考になります!ありがとうございます。
コメントありがとうございます。(^^)
これから暑くなる日が多くなるので、サンシェード必須ですよね。
お役に立ったなら幸いです。
こちらこそ、ありがとうございます!
お役に立ててよかったです。ものすごく暑いのでできる対策はしたいですよね。
うちも今年もサンシェード大活躍しています。