実家の洗面所のDIYリフォームに引き続いて、トイレをDIYでプチリフォームしました。
トイレの空間が少し暗く、とくに冬場寒い印象でしたので明るく印象を変えるとともに、タイルの床をクッションフロアにすることにしました。まず行ったのは、トイレの壁をミルキーホワイトにペンキで塗装することです。
ペンキ塗りが終わった後で、タイルの床に着手しました。トイレのタイル床に断熱対策をしてからクッションフロアを貼った作業をご紹介します。クッションフロアをトイレに貼る方法を詳しく書いているので、トイレの床のクッションフロア張り替えにも応用していただける内容です。
この記事では「トイレの床をタイルからクッションフロアにする方法」について書いていきます。
トイレではなく、部屋などのクッションフロアの張替えなら下記の記事が役立つと思います!
トイレのクッションフロア貼りのビフォーアフター
タイルの床からクッションフロアに変更したビフォーアフターの様子をご紹介します。
クッションフロアを貼る前
トイレのリフォーム前は、タイルの床でした。
このタイルの床が冬場はとても寒いので、歳を取ってきた両親にはツラくなっていました。
昔はハイターなど漂白剤をまいたり、水を流して掃除していました。今はトイレの掃除グッズも進歩して、床に水をまくこともないので排水溝は塞いでしまっています。
タイルの床が寒いし、排水溝は塞いでしまって水を流さないのなら!という事で、クッションフロアに張り替えようと考えました。
クッションフロアに変更後
タイルの上に直接クッションフロアを貼ると寒いので、断熱材を敷いてからクッションフロアに変更しています。
トイレにクッションフロアを貼る方法
DIYでトイレをタイルの寒い床から、断熱処理をしてクッションフロアへと変更しました。トイレの床をタイル張りからクッションフロアに変更する手順は3ステップです。
インスタントセメントで床を凹みを埋める
トイレのタイルの床は、排水口へ水が流れやすいように傾斜がついています。
このままクッションフロアを貼ると、排水口のある部分がくぼんでしまうので、インスタントセメントでなるべく平たくすることにしました。
インスタントセメントは固まるのがメチャクチャ速い!
インスタントセメントは固まるのがメチャクチャ速いので注意が必要です!
説明では30分で固まり始めるとありますが…、実際の感覚では水を入れたのと同時に化学反応が起きて、30分経つと伸ばせない位に固まっています。
インスタントセメントで床を平らにする手順
インスタントセメントは固まるのが速く『混ぜてる間に固まってしまう』との口コミを見ていたので、セメントの袋に水を入れて押し出して使いました。
インスタントセメントは固まるのが速いので、使う分だけ袋に入れて水を入れて絞り出すのがオススメ。
排水口の部分がなるべく平らになるように、インスタントセメントを敷きました。
完全に乾かすために丸1日以上放置しました。
完全に固まった後、砂利や余分なセメントを取り除くために簡単に掃除をしました。
クッションフロアの下に断熱材を貼ろう!
トイレのタイルの床に直接クッションフロアを貼っても良かったのですが、それだと床の冷たさが伝わりやすくなってしまいます。
木で枠を作って断熱材を敷こうかと考えましたが、そうなると床がかさ上げしてしまいトイレが使いにくくなります。
断熱下地材の床デコシートが使いやすい
そこで、たどり着いたのが床デコシート 断熱マットです。
発泡ポリスチレン製で断熱効果があり、床からの底冷えを防いでくれます。
厚さは4㎜なので、クッションフロアの下に敷いても床のかさ上げは7mm程度に収まります。
断熱材をタイルの床に貼る手順
断熱下地材を貼るのは4つのステップで完成します。
- 新聞紙でトイレの型紙を作る
- 断熱下地材をトイレの床に合わせて切る
- トイレの床に貼りつける
- 空気を抜いて仕上げる
断熱下地材やクッションフロアをトイレに敷くために、まずトイレに新聞紙を敷き詰めて型紙を作ります。
隙間がないように小さく切った新聞紙を便器の周りにも敷き詰めます。
テープで止め終わったら、便器の周りの新聞に切れ目を入れて取り外して、型紙として使います。
トイレの型紙に合わせて、断熱下地材にマジックで印をつけます。
床デコシートはハサミやカッターナイフで簡単に切り取ることができます。
トイレの一番奥に切れ込みを入れます。
切り取れた断熱下地材をトイレに運び、仮置きして確認します。
形が問題なければクッションフロア用のボンドでタイルの床に貼りつけます。
コニシのボンドは、洗面台のリフォームでクッションフロアを張替えた時に使って良かったので、トイレの床でもこのボンドを使うことにしました。
1Kgのボンドにはクシが付属していますが、3Kgには付属していないので注意してください。
なぜか3Kgのボンドにはクシが付属していません。前に購入した1Kgには付属していたので、その点は注意してくださいね。
断熱下地材を奥から、クッションフロア用ボンドを塗って貼りつけしました。
接着ボンドを床の半分に塗り伸ばしたら、オープンタイムを20分程度とります。
床に接着ボンドを塗り終わってから、すぐにクッションフロアを貼らずに、少しの間ボンドを乾かすことで粘着をより強くすること。
2×4材の切れ端の木材にタオルを巻いたものを利用して、空気を押し出すように断熱下地材をタイル床に貼りつけます。
このまま1日以上、クッションフロア用ボンドを乾燥させました。
断熱下地材だけでもタイル床が温かくなりました。さらにクッションフロアを貼るのでかなり心地よくなります!
トイレの床にクッションフロアを貼る方法
トイレの床にクッションフロアを貼るのは4つの手順でOKです。
- クッションフロアをカットする
- クッションフロアを仮置きする
- クッションフロア用ボンドで貼り付ける
- コーキング材で処理して仕上げる
断熱下地材を貼ったのと同じ手順で、クッションフロアをまずトイレの床に合わせて切ります。
クッションフロアは裏側にして新聞紙の型紙に合わせて、マジックで印をつけてカットしました。新聞紙での型紙の作りかたは、下地材を貼る手順と同じです。
型紙に合わせて切ったクッションフロアを、トイレの床に仮置きしてみます。
仮置きして問題なければ、クッションフロア用ボンドで断熱下地材の上にクッションフロアを貼り付けます。
スペースの関係で、3分割で奥・中央・手前という具合に貼りつけをしました。
オープンタイムは短めにして、全体くまなく2×4材の切れ端の木材にタオルを巻いたもので貼り付けました。
クッションフロアの端とタイル壁の接している部分と、便器の周り、クッションフロアに切れ込みを入れた後ろの部分をセメダイン 防水シール バスコークNを使ってコーキング処理します。
使ったクッションフロアは東リ クッションフロア セベジャンテです。カラーはCF9461を選びました。
トイレのクッションフロアをDIY! まとめ
この記事では「トイレのクッションフロアをDIY!タイルからクッションフロアにする方法」について書きました。
排水口をトーヨー インスタントセメントでなるべく平らに仕上げて、床デコシート 断熱マットをタイルの上に敷くことで底冷えを防ぐことができました。
クッションフロアにしたことで、スリッパを必ず履かなくてもよくなったので、両親がもっと年老いた時にもトイレに行きやすいと思っています。
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