実家の勝手口、いわゆる掃き出し窓にレンガで2段のステップをDIYで作りました。レンガを使うのは初めてで、レンガを割ったりモルタルを塗ったり手探りで作業しました。
高さを抑えて、両親が高齢になっても使える階段を作りました。
今まではブロックを積んだ簡易的な台で出入りしていたのですが、やっぱりブロックだと不安定なので安心して出入りできるように、レンガでしっかりした階段を作ることにしました。最初はブロックとタイルで階段を作ろうかと思いましたが、タイルだと雨の日に滑るかもしれないので、濡れても足元が滑らないレンガで階段を作りました。
レンガとモルタルを使ってDIYするのは初めてでしたが、2日で2段のステップを作ることができました。ビフォーアフターでこんなに変わりました!
この記事では、レンガで掃き出し窓のステップを作った様子や使った材料について書いていきます。
レンガで階段を作るのに必要だったもの
- レンガ
- モルタル
- バラス(砕石)
- コテ
- 水平器
- レンガタガネ(レンガを割る場合)
- バケツ
- スポンジ
耐火レンガを通販で購入
レンガは後で穴をあけて手すりをつけたかったので、少しでも丈夫な耐火レンガを用意しました。家の雰囲気にも合う耐火レンガの色味も好みでした。
サイズも何種類かあるので、使いやすいものを調べまくりました。
耐火レンガは、運ぶのが大変だったのと近隣のホームセンターには大量在庫がなかったので楽天のネット通販で購入しました。日付と時間指定して作業当日に到着するようにしました。用意した耐火レンガは50枚、価格と共に品質も大満足の耐火レンガを入手できしました。
とても丁寧に梱包したレンガが到着しました。アンティークと迷ったけれど新品にして正解でした。
配達してくれるし、必要な枚数が多い時はネット通販が便利です。
購入したのは楽天市場のGreen Arts Onlineのオリジナル耐火レンガセット
インスタントモルタルが便利
モルタルはインスタントモルタルを60キログラム用意しました。
インスタントモルタルはセメントと砂が最適な分量で混ぜてあるもので、水を加えるだけで使える便利なアイテムです。
水の量だけ注意するだけで、簡単に使えるモルタルができます!
以前、トイレの床をタイルからクッションフロアにDIYで変更した時に、速乾性のインスタントコンクリートを使用したことがあるのですが、速乾性のものは固まるのがメチャクチャ速いので、DIYでレンガを積むのには向かないと思います。ですので、今回は速乾タイプではない普通のインスタントモルタルを選びました。
速乾性タイプではないインスタントモルタルを選びました。
インスタントモルタルをネットで購入したこともあるのですが、特殊な物でなければ近くのホームセンターで購入するのが安いということが分かりました。少し重いですが、60キログラムをホームセンターで購入して運び込みました。
バラス(砕石)はホームセンターが安い
バラスもインスタントモルタル同様に、送料がかからないのでホームセンターが安いです。バラスは20キログラム用意しました。
レンガゴテは2種類用意するのがオススメ
レンガゴテは5本セットのものを用意したのですが、実際に使ったのは2種類でした。購入するなら2種類にしぼって用意してもいいと思います。
使ったのは写真の左から2つ目の一番大きな水滴みたいな形のレンガゴテ(レンガゴテ#2)と、真ん中の細い目地コテ(平目地コテ9mm)でした。
コテはレンガゴテ#2と平目地コテ9mmの2つがあれば十分かも。
レンガをきれいに割る方法
レンガを割る必要がある場合は、専用の工具を使います。グラインダーという電気工具もあるのですが、そんなに大げさな道具を使わなくてもれレンガはキレイに割れます!
DIYレベルだと何十枚もレンガを割る必要はないかもしれません。Gbunも階段制作で割ったレンガは4枚でした。そんな時に使いたいのがレンガタガネです。
レンガタガネを使って4面からコツコツと金槌で衝撃を与えていくと、そのうちパキっと割れます。
最初の1枚目は緊張しながら作業しましたが、コツをつかんだので2枚目からはサクサクと割っていきました。4枚のレンガを割るのは意外とすぐに終了しました。レンガタガネでも割とキレイに耐火レンガを割ることができました!
レンガタガネは600円ほどで入手できますよ!
掃き出し窓にレンガで階段を作った手順
実際にDIYで掃き出し窓に階段を作った方法順に書いていきます。
一応、事前に頭の中を整理するために、簡単な設計図を何度も書き直しました。
届いたレンガの梱包を解いて、水を張ったバケツに入れてレンガに水を吸わせます。レンガは乾いた状態で積んでいくと、モルタルの水分を奪ってしまい上手く硬化しません。水に入れると気泡が出てくるので、気泡の出るのが収まればバケツから出してもOKです。
レンガを水に浸けるのは必須ですよ。
掃き出し窓のレンガで階段を作るところを掃除しておきます。砂利やホコリなどが多いと、しっかりとモルタルが付かないのでキレイにしておきました。
インスタントモルタルに水を加えてよく練っておきます。
レンガを仮置きして設置場所を決めて、イメージの確認をしました。
レンガをモルタルで接着しながら2段目(上段)の階段の外枠を作りました。初めての作業だったので、2段目は時間がかかりました。
階段の内部にブロックや使わないレンガなどを詰めます。
ブロックは穴が上になるように置くのが強度が高く通常の使用方法です。レンガの階段の左部分が、通気口と重なってしまうので、ブロックを横向きにして少し空間ができるようにしました。
バラス(砕石)を隙間がないように詰め込みました。
バラスの上にモルタルを流し込んで、その上にレンガを積みました。レンガに付いたモルタルの汚れを、スポンジを使って水で拭いて、1日目の作業は終了しました。
乾く前にレンガの汚れはキレイにしておきましょう!
翌日、2段目の階段はかなり乾いてしっかり固まっていました。
レンガを半分に割る作業をしてから、1段目の階段作りに取り掛かりました。掃き出し窓の下のコンクリートの部分は傾斜が付いているので、ステンレスのパイプと水平器を利用して、レンガが水平になるように積んでいきました。
レンガで外枠ができたら、バラスを入れる前に処分したかった割れた植木鉢の破片を入れました。
植木鉢の破片の上にバラスを隙間なく敷きつめ、モルタルをドンドン入れていき水平にしていきます。
上の段のレンガが詰めたら、レンガに付いたモルタルをスポンジを使って水に濡らして拭き取ります。2段目に引き続きの作業だったので、1段目は作業に慣れていたので時間も短縮されていましたしモルタルを塗るのもキレイにできました。
完成したレンガの階段を横から見るとこんな感じです。
DIYで掃き出し窓にレンガで階段を作る まとめ
初めてレンガを使って、掃き出し窓に階段を作りましたが、しっかりした階段ができたので満足しています。この後は1週間時間をあけて、モルタルをしっかり乾かした後に手すりを付ける作業をしました。
モルタルを練ってレンガを積んでバラスを入れて階段を作る作業は楽しいですが、モルタルやバラスなどは重量なので体力が奪われます!腰に不安がある場合には注意して作業してください。
筋トレのデッドリフトをした時みたいな疲れ方です。
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