腰椎椎間板ヘルニア|ストレッチや運動はできるの?

【腰椎椎間板ヘルニア】MRI検査結果&ストレッチや運動はできるの?

朝起きて腰に違和感を感じたものの、いつものように筋トレをした結果…。痛みは全然なかったのに、翌日には腰が動かなくなっていました。

前にも後ろにも曲がらない…曲げようとすれば、言いようのない鈍痛が。安静にしても治らず、整形外科を受診したところ『ぎっくり腰』という診断でした。なかなか治らず整骨院を受診してみましたが、改善せず。

ここまでの、受傷時の様子や、整形外科や整骨院に行った話は、【腰椎椎間板ヘルニア】ヘルニアになった原因&ぎっくり腰と誤診の記事を参考にしてください。

この記事では「ヘルニアのMRI検査結果&ストレッチや運動はできるの?」について書きます。

ぎっくり腰を疑っていた当初とは違い、受傷2ヶ月経っても良くなっていない腰。そしてある日、雷に打たれたような痛みが現れてその場に崩れ落ちました。

大きな病院へ行ってMRI検査でヘルニアと診断されるところから、やっと回復のスタートラインに立てました。

腰椎椎間板ヘルニアで苦しんでいる方の希望に慣れるかもしれないのですが、時間はかかりましたが今では完治しています。筋トレもデッドリフトもガンガンしています。

腰椎椎間板ヘルニアの症状は辛く、筋トレもできずに暗い気持ちになっていました。インターネットで調べても良い記事はあまり出てきませんし…。今、辛い思いをされている方に直る場合もあるということを発信できたら嬉しいです。

Gbunが実際にやったリハビリはこちら→腰椎椎間板ヘルニア|リハビリ期間とリハビリ内容

目次

症状に変化!これは腰椎椎間板ヘルニア?

整形外科で痛み止めと抗炎症剤の注射を打ってもらい、日にちが経つことで背中の表面の痛みは消えました。しかし、右のお尻から太ももまでの鈍痛が強くあります。この鈍痛のせいで、座っていられないほどでした。ご飯も、できたら立って食べたいくらいでした。

Gbun
言いようのない痛みで、座ることが一番辛かったです。

なかなか改善せず、むしろ耐え難いこの鈍痛。神経痛?という言葉が頭をよぎりました。『ぎっくり腰』では、筋肉やじん帯の急性炎症なので神経痛という症状は現れません。インターネットを調べているうちに、これは『ぎっくり腰』ではないなと感じてきました。

症状の変化

ぎっくり腰では現れない、神経痛が出始めた。

背骨の下の方に強い違和感を感じるようになっていました。背骨の一番下、仙骨の付近です。さらに、お尻と太ももの神経痛に似た鈍痛…。インターネットにあった情報によると、『腰椎椎間板ヘルニア(L5/S)』の症状がぴったりでした…。

MRIのある大きな病院で診察を受ける

ちょうど、腰を痛めてから2ヶ月が経とうとしていた頃でした。腰椎椎間板ヘルニアを疑いながらも、日々の生活は根性で何とか騙しだまし送っていたある朝。

キッチンのタオルで手を拭こうと、少し手を伸ばした瞬間!腰を雷に打たれ頭からつま先に電気が流れるような激痛に見舞われました。電気ショックを受けた感じです。まず最初は、感電した感覚にとても驚きました。そのあとは恐怖と痛みが襲ってきました。

Gbun
頭の先から足先へ雷が走ったような感じでした…。

『あ…これはダメだ…。』とリビングに倒れて、冷や汗いっぱいになりました。一呼吸おいてから、自分で病院へ行けるような状態ではなかったので、近くに住んでいる実家の母にSOSの電話をしました。

これは、いよいよヘルニアだと思ったので、MRIがある大きな病院へ行きましたヘルニアはレントゲンでは映らず、MRIでの検査が必要だからです。

ただ、運悪く年末だったため、MRIを撮れるのは年明けということになりました。

Gbun
年明けまでMRI検査はおあずけです。

もらった薬は?

セレコックスとレパミドとリリカ

訴えている症状の内容が、ほぼ腰椎椎間板ヘルニアで間違いないでしょうとのことで、年明けまでの薬をもらいました。薬の内容は、痛み止め&胃薬とリリカという薬です。リリカは神経痛などに用いられる薬です。そして、湿布薬です。

Gbun
この飲み薬がよく効き、とても楽になりました。

と言っても、最初の痛みを100%とすると30%減くらいです。それでもめちゃくちゃ幸せに感じました。

MRI検査で腰椎椎間板ヘルニア(L5/S)と診断

年明け早々にMRI検査を受けました。検査技師の方に「ゆっくりでいいですよ。」と声を掛けられながら、なんとかMRIのベッドの上に寝転がりました。

Gbun
気は焦っても、ゆっくりしか動けませんでした。

MRIは何度か受けたことがあるのですが、ガンガンゴトッ!グーン!ギンギン!という爆音と、圧迫感のある狭い空間は居心地悪いです。当日すぐに結果が出て、先生から正式に「腰椎椎間板ヘルニア(L5/S)ですね。」という診断がおりました。心の中で『やっぱりそうですよね。』と言いました。

腰椎椎間板ヘルニアとは?


分かりやすい図だったので、eo健康からお借りしました。

腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板の中にある髄核という部分が本来あるべきところから飛び出してしまい、背骨にある神経に触れることで痛みやしびれを出します。

腰椎椎間板ヘルニアは腰の骨のどこの椎間板が飛び出すか?で、現れる症状に違いがあります。Gbunの場合はL5/Sという部位で、第5腰椎と仙骨の間の椎間板がヘルニア症になっていました。

Gbun
GbunのMRI画像は、簡単に書くと下の図のようでした。

胴体部分を輪切りにしたMRI画像です。

背骨の中の神経は最初は1本ですが、腰の下の方になるにつれ右と左の2本になるそうです。この2本の神経は足につながるわけですね。

Gbunの場合は右足に症状が出ているので、右側に髄核が飛び出しているだろうということだったのですが、キレイに真後ろに飛び出していました。L5/Sの腰椎椎間板ヘルニアの場合、右か左かどちらか1方向に飛び出していることが多いそうです。

たまたま左足には症状が出ていないけれど、真後ろに飛び出しているので出てもおかしくないと言われました。MRI画像では、右と左の神経にヘルニアが飛び出して触れていました。

筋トレのデッドリフトをしての受傷だったので、左右ともに同じように力を加えていたので、(バランス良く?)真後ろに飛び出したのだと思います。

腰椎椎間板ヘルニアの進行
  1. 腰の痛み
  2. お尻、太もも、足の裏など、下肢のしびれ
  3. 歩行困難

腰椎椎間板ヘルニアは、神経をどれだけ圧迫するかにより症状が違います。Gbunの場合は②お尻、太ももの所まで症状が出ていたことになります。犬の散歩などは、毎日行っていたので歩行困難はありません。

Gbun
歩きたくないくらいの違和感はずっとありました。

どうして腰椎椎間板ヘルニアになったのか?

先生によると、腰椎椎間板ヘルニアになった理由は2つです。

1つ目は、椎間板は年齢とともに硬くなるそうです。柔軟性を失った椎間板はちょっとしたことで、負担が大きくなり中にある髄核が飛び出してしまうそうです。

Gbun
10代20代のような柔軟性は、年々なくなっていくそうです…。

2つ目は、無理な力をかけ過ぎた。筋トレ中ということで、腰に無理な負担が多くかかってしまったと考えられるそうです。さらに調子が悪いのに筋トレをしたのが良くなかったですね。

ヘルニアになる原因
  • 椎間板は歳とともに硬くなり、ヘルニアになりやすくなる。
  • 腰に過度な負担がかかると、圧力でヘルニアになることもある。

腰椎椎間板ヘルニアの治療は?自然治癒する?

腰椎椎間板ヘルニアの治療は、自然治癒を試すということになりました。

生活しているだけで痛めたわけではなかったことと、年齢的にも回復が見込めるということでした。腰椎椎間板ヘルニアは自然に治るそうです。もちろん重度だと無理ですが、飛び出した髄核は白血球の一種であるマクロファージが食べてしまい自然に消滅していくそうです。

昔は手術でしか治らないと言われていたそうですが、温存療法でも回復するので、切らないことも多いのだとか。ただし、「良くならない場合は手術します」とのことでした。

Gbun
温存療法で自然治癒を試みて、ダメな場合は手術ということになりました。

経過観察のため1ヶ月に1回の受診するという形になりました。次回の診察の予約をして、1ヶ月分の薬(鎮痛剤&胃薬とリリカ)そして湿布薬のロキソニンテープをもらって帰宅です。

ヘルニアとロキソニンテープ

腰椎椎間板ヘルニアでもストレッチや運動はできる?

経過観察ということになったわけですが、運動やストレッチはしていいのか?という疑問を主治医に尋ねました。

ずっと筋トレして体を鍛えてきたわけなので、さすがに治るまでガッツリとした筋トレは無理にしても、なにかしらの運動は続けたいと思っていました。

ストレッチについては、前屈のように体を前に曲げる動きは禁止といわれました。髄核はスライムのような物で、前屈をするとムニュっと外に出てきてヘルニアが悪化するそうです。後ろに反るのも、無理は禁物

Gbun

要するに腰のストレッチは禁止ということです。

運動は無理のない程度に、軽く行うのなら大丈夫とのこと。水泳のウオーキングから始めて、ゆっくりならクロールもOK。平泳ぎやバタフライは禁止。筋トレはしばらくは中止した方が良いとの話でした。水泳やウォーキングも痛みや違和感があったら中止すること。

性格的に無理をするタイプと見破られたようで、ストレッチも水泳も「無理は絶対しないでね!」という話でした。

Gbun
無理すると悪化します!とはっきり言われました。
注意ポイント
  • ストレッチ…前屈はNG。体を曲げる動きはしない。
  • 運動…プールでのウォーキングとゆーっくりのクロールくらいならOK。ただし違和感があれば即中止する。

ヘルニアの場合|腰痛体操にも注意が必要!

Gbunはストレッチが良くないと先生に言われて、ぎっくり腰に効果があるという腰痛体操(前屈に似たストレッチ)をしていたことを後悔したのでした…。

ぎっくり腰と腰椎椎間板ヘルニアは、真逆!ぎっくり腰は動かして治すと言いますけれど、腰椎椎間板ヘルニアは安静にしないとと悪化することもあるそうです。

ポイント
  •  腰痛体操がヘルニアを悪化させる可能性もある。
  • 腰痛体操はぎっくり腰には良いけれど、ヘルニアには厳禁な場合もあるので注意!

足の神経痛が一番苦痛だったので、ストレッチしなくても足裏を伸ばして刺激できるように筋膜リリースのローラーを購入しました。

筋膜リリース フォームローラーの上に足をのせて、ゴロゴロとするだけで嫌な鈍痛を和らげます。このローラーの上に乗り、足つぼにも利用しています。使い様によっていろいろな部位をほぐすことができて、期待した以上にとても役に立つアイテムです。

ここから、自然回復を目指した経過観察が始まりました。

腰椎椎間板ヘルニア|ストレッチや運動はできるの?まとめ

この記事では「腰椎椎間板ヘルニア|ストレッチや運動はできるの?」について書きました。

MRI検査で腰椎椎間板ヘルニア(L5/S)と診断されて、やっと治療のスタートラインに立てたのが、受傷して2ヶ月経ってからでした。治療と言っても温存療法で、薬剤によって痛みや神経痛を抑えて自然治癒を待つことになりました。ただ、改善が見られない場合は手術となります。

Gbun
筋トレのデッドリフトの失敗が、大きな代償になってしましました。

温存療法の間は、腰に関するストレッチは禁止。腰痛体操もぎっくり腰には良いそうですが、ヘルニアの場合は悪化させることもあるため禁止となりました。

できる運動は、プールでのウォーキングです。毎日、根性で犬の散歩に行っているので、陸上のウォーキングよりも負荷の少ないプールはOKとなりました。ゆっくり泳げそうならクロールも許可が出ました。しかし、無理は厳禁!無理すればすぐに悪化します。性格的に抑制が効かないので何度も無理をしてしまいました。

Gbun
無理すると調子が悪くなるのを何度も体験しました…。
ちなみに…

腰椎椎間板ヘルニアは、手術なしで完治しました!

今では筋トレでデッドリフトをガンガンできるようになっています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

メッセージをどうぞ!

コメント一覧 (2件)

  • 当方、最近ヘルニアになった30歳の男です。

    いま現在は太ももの裏側がジンジンと痛む感じです。
    先日ブロック注射も打ちました。

    服用されている薬も全くでした。ヘルニアの方はみんな同じ道を通るのですね。

    ストレッチ・運動の説明は大変ためになりました。参考にさせていただきます。

    • コメントありがとうございます!
      ヘルニアの痛みは、なった人にしかわからない不快感がありますよね…。
      Gbunはお尻から太ももの裏まで痛みがあって、全然回復しない気がして精神的にも落ち込んだ時期がありました。
      Gbunはやってしまったんですが、ストレッチなどで腰を曲げる動きで無理をすると、治りかけていても悪化してしまうので気を付けてくださいね。

コメントする

目次