移住・引っ越し

【古民家】暮らしの厳しい現実

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古民家の暮らしの厳しさ

思い出話です。私は、古民家からは半年で脱出しました。

理由は、賃貸での古民家はあまりに暮らしにくかったからです。

購入すれば違うと思いますが、リノベをしていない古民家はヤバいです。

 

移住時の家はぜいたくを言えない現状

『ど』田舎に仕事で引っ越したわけですが、家は『築100年の茅葺屋根』のお化け屋敷でした。
田舎の物件事情については、また別の機会にご紹介するとして、田舎には空き家はあれど貸家は少ない。小さい村だと余計。

教訓1
移住の家について贅沢は言えない
家がないので、どんなお化け屋敷が当たるかは運次第

移住する前5分ほど家を見させてもらっていたので覚悟はしていたが、やっぱりお化け屋敷でした。

 

お化け屋敷っぽい古民家には、開かずの間がある?!


間取りは、5K土間付き。庭付き。2階建てだけれども、2階は入れないように封鎖されている。5部屋の内、2部屋は開かずの間だった。

まず2階について。玄関横に木でできた梯子があって、どうやら2階に行けそう。しかし、何枚かの木の板で行けないようにしてあった。隙間があって覗いてみても、真っ暗で何も見えない。すごく埃がたまっているように思えました。
そして開かずの間。1つは北側のキッチンの横にプチ離れみたいにある部屋。この部屋の中でスズメバチが巨大な巣を作り、家の中まで大変だったとかで去年から扉が粘着テープで塞がれていました。

もう一つの部屋は、南東の角。方角は良いはずなのに、東側が一面薄い窓。そこに木の雨戸が立てかけられ、ツタが生い茂り、家の中から外はほとんど見えない。光ももちろん入ってこなくて、押し入れはまたまた木で蓋されて開かないようにしてあり、畳は湿気で腐っていました。昼間からお化けがリアルに出そう。

教訓2
古民家には開かずの間がある可能性
何らかの理由で長期間使っていない部屋は、使えない状態になっている

そこいらに無数の虫。虫との格闘は本当に大変で、それらはまた別の記事にします。
悲惨。役場の方の説明では、冬場は家の中でもコップの水が氷ると。地域的には、中国地方の山間なので、冬場は多い時で50センチほど雪が積もる。この家は、風が強く吹くと髪の毛が家の中でも揺れた。『もしかして、この家で冬死んじゃうかも』と本気で思いました。

3月中旬でも、家の中の気温は8℃。外の方が温かい。寒さの苦手だったので灯油ファンヒーターを2台点けるも15℃以上にはならない。隙間風が暖を持って行ってしまう・・・。灯油は7月まで買い続けました。20Lのタンクを3つ買って、1週間で1本は無くなる。こんなに灯油を買ったことないというくらい買いました。あと殺虫剤も。

 

古民家に快適に住むにはリノベーションが必須!

サッシは全部木でできていて、腐りかけ。窓もいたるところが割れてましたし、そこはテープで塞いであるだけ。その窓が壁みたいなもので、後は障子がある。それで外と区切られてます。畳の下は、10センチ間隔でいたが渡してあり、板の隙間から土が見える。外との境界は、スカスカの板とその上にある畳だけ。

教訓3
古民家はリノベーションすべし
隙間があるので寒いし、虫が入りまくる

ちなみに風の強い日は、屋根裏や土壁などの家中のホコリが隙間風により舞います。そしてハウスダストのアレルギーがある私は、鼻がズビーズビーとなるのでした。空気清浄機を2台設置して、そんな感じだったので、空気清浄機がないともっと酷いかもしれません。

引っ越し当初に気が付いた大まかな事は、こんな感じでした。

古民家は、そのままの形で残っているものは少ないかもしれない。
私が越してきた家も、炉は埋められ、本来茅葺屋根まで吹き抜けていただろう空間には、板が張られ天井が設置されていました。


それにより、燻蒸されることなくなった家には虫が多い。
そして湿気が籠る。

 

スカスカで風が通る割には、カビが生えまくる・・・

すごくすごく寒いのに風が通る。これは窓や戸が全部木材のサッシで、窓も割れたり隙間があったりするからです。
隙間風が多く寒いわりに、天井が設置され本来の空気の流れと変わってしまった古民家は、呼吸できず湿度が高い。
畳に引っ越しの段ボールを直置きしていると、段ボールと畳の設置している面でカビが発生しました。最悪、中の荷物にも蔓延。


教訓4

畳に段ボールを直置きするとカビが生える
小まめに移動するか、引っ越し荷物は速やかに片付ける

 

ちなみに、古民家から新居に引っ越すときに、引っ越し業者に驚かれました。

荷物がカビが凄くて。

 

カビが凄くて捨てたものリスト
①スーツ/コート6着
②靴15足
③本20冊
④食器棚
⑤サイドテーブル
⑥三段ボックス4つ
などなど。

ちなみにベッド、テレビボードなど、お気に入りで1点10万円以上するモノにもカビ発生。

業者に除去方法を聞いて、新居で2週間戦いました。

他にも革ジャンやベルト、などはダメ元で洗濯やベンジンで対策。
クリーニングも考えましたが、見積もってもらうと数万円・・・。

なんとか、自分の戦法で済ませました。

 

このカビの量は半端なく、今思うと健康被害もあったと思います。

 

中途半端な回収は、古民家を住みにくくする

夜は4月になるのに、家の中で白い息が出ます。灯油ファンヒーターは3時間で切れるので、暖房なしで寝るわけですが、寒すぎて毛糸の帽子と靴下と湯たんぽを装備しました。
炉を埋めないで、日中火を焚けば屋根がぬくもりもう少しマシなのかなと思ったり。そして燻蒸されて、家中のクモもどっかに行ったかもしれません。
古人の知恵を活かしておいて欲しかった・・・。

カビ対策として、日中はなるべく空気を通したいところですが、なんと網戸がある窓が1つしかない。
古民家は、網戸がないのが普通なようです。
借家でなければ大胆なリノベーションを施したいところですが、借家なのでお金をかけても勿体ない。
悩みどころでした。

教訓5
古民家の家の修理は中途半端だと家の価値を下げる
古民家の呼吸を止めてしまうと、湿気が溜まる

家の立地は、裏が山。
夜には庭に、シカやイノシシがやってくる。
大自然の中にあります。それ故、虫が多い!しかも吸血昆虫が多い!!
網戸がある窓は1つ。しかも敗れていて隙間あり。
窓を開けないと湿度でカビが…。

持ってきたエアコン2台も、家が土壁で崩れかけているので設置不可能でした。
設置しても隙間だらけなので、除湿はまず無理でしょう。


教訓6

古民家にエアコンは利用しにくい
土壁に取り付けるのは費用がかさむ。付けられたとしても家の気密性を上げないと効果が薄い

 

 

住みにくい古民家は、まるで毎日がキャンプ


人は強くなるもんです。

虫におびえ泣いていた従姉妹も、寒さで動けなかった私も、日々たくましく順応していきました。
私たちのような都会の軟弱者に、築100年の茅葺屋根の古民家を楽しむことなど出来ません!!
よっぽど、アウトドアのキャンプで鍛えられている亡者でなければ(苦笑)

教訓7
古民家に住むことはキャンプしてるよう
家に住むという感覚より、アウトドアに近い感じ(笑)

夜、土間の向こうにあるトイレに行くときは、懐中電灯を持って行きます。
土間に降りてトイレに行くのですが、靴を履く必要があります。
トイレに行くために靴を履く。キャンプ場のような感じです。
その靴を履くとき、忘れず靴をトントンとして中身を出します。中身とは、夜の間に靴に潜り込むムカデです。大きいものは20センチくらい。
寝ぼけて一連の作業を忘れて、これを踏んでは一大事です。
懐中電灯がLEDの強力なものなので、黒く鎧が光、真っ黄色の足がとても不気味(泣)
ヤツを見た後は、クモなんて可愛いものと思えるのです。

教訓8
靴やサンダルを履くときは中を確認する
不用意に履いてしまうと、ムカデに刺される恐れあり


クモはクモで、毎日家の中いっぱいに糸を張ります。

トイレに行くたび、顔にクモの糸が張り付きます。
まるでマラソンで一等賞のテープを切るかの如く、毎回。
最初は驚き気分を害していましたが、何も感じなくなります。『くすぐったいので取る』程度。
私は生き物の中で、クモが一番苦手でした。悲鳴を上げるほど。
ですが、強くなるもんです。

教訓9
人は強くなる
虫に怯えなるのも数ヶ月で慣れます(毒虫を除く)

と言うわけで、なるべく虫が入るのは嫌だけどカビの方が嫌だという結論になり、網戸はないけど虫の少ない日中戸を開ける運用にしました。

 

それでも、カビだらけになってしまったんですが・・・。

雨が多い地域だったというのも多分にあると思います!

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